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印象採得例【 FD 】
1.ティッシュコンディショナーを義歯粘膜面に塗布します。
2.ティッシュコンディショナーが少し固まり始めたら口腔内にセットしてください。小帯の可動範囲や辺縁の長さが適正か確認をして筋形成を行ってください。
3.ティッシュコンディショナー硬化後、口腔内から取り出し、痛みや封鎖の状態を確認してください。このとき、ティッシュコンディショナーに現れる筋肉の動きの情報を見ていきます。
4.あたりを削る際、床が薄くて削れない場合は研磨面のレジンに即時重合レジンで厚みを足して調整を行ってください。必要に応じてパット部の延長を行ってください。
尚、この時足した即時重合レジンはシリコーン加工時に新製レジンへ置き換えます。
5.あたりのある小帯部や舌側部のレジンをカーバイドバーなどを使用して削合します。
6.再度粘膜面にティッシュコンディショナーを塗布します。この時、削合した部分だけではなく、全面に重ねて塗布してください。
7.口腔内へセットします。小帯の部分や辺縁の長さが適切かどうか確認をして筋形成を行ってください。一定の動作をしたときに外れてしまうなどの状態にある場合は、外す動きをしてあたっている箇所を確認し調整してください。
8.痛みやゆるみがない状態になりましたら、患者様にご帰宅いただき実際に数日間ご使用いただいてください。ダイナミック印象では食事や会話など日常生活時の粘膜の動きを採ることが目的となるため、かならずしっかりと使用いただくようご指導ください。
9.最低でも2,3日間使用していただき、痛みの有無や吸着、使用感を確認してください。
なお、痛みがあったり、浮き上がりがある場合には手順⑤〜⑧を、不具合がなくなるまで繰り返してください。ティッシュコンディショナーを新しく塗布した場合は、必ず1日以上は患者様にお食事等で使用いただき、問題がないかをご確認ください。問題なくご使用いただける状態になりましたら弊社へお送りください。
※頬棚など研磨面にのった印象材部分の形態の再現をご希望される場合は、指示書にその旨ご記入ください。
上顎の場合
ティッシュコンディショナー塗布後は、下顎よりも早めに口腔内に挿入してください。
ティッシュコンディショナーのフローが良い状態で口腔内に挿入し、印象材が粘膜面の全面に薄く広がるようにしてください。
下顎の場合
ティッシュコンディショナー塗布後は、下顎よりも早めに口腔内に挿入してください。
ティッシュコンディショナーのフローが良い状態で口腔内に挿入し、印象材が粘膜面の全面に薄く広がるようにしてください。
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