通常、レジンで作られる義歯床内面を、特殊な柔らかさが持続するシリコーンで裏装しています。義歯の咬合圧を軽減し、噛んだ時の痛みをやわらげることができます。硬いものでもしっかり噛めて、食べるものを選びません。
レジン義歯の場合は、応力が歯槽頂部などに局部的にかかることで痛みが生じやすいのに対して、コンフォートを1mm一層敷いた場合は、応力が均一にかかる為、局部負担を分散し、痛みを緩和します。失った粘膜の代用として、コンフォートをご利用される先生もいらっしゃいます。
レジン義歯に比べ、生体用シリコーンの適度な弾力によって、咀嚼に伴う義歯の動きを緩和。レジン義歯では活かしきれないアンダーカット部もやわらかいコンフォートであれば、活用することができ、安定を求めやすくなります。
特別な設備は必要なく、院内にある機能印象材をご使用いただくだけで、簡単にお取扱いを開始いただくことができます。
コンフォートは、比較的薄い顎堤粘膜(約1.0mm〜3.0mm)の弾性率に近いやわらかさのため、薄い粘膜の場合においても、効果的に応力緩和効果が期待できます。
コンフォートは、比較表から、レジン系裏装材のように、温度による弾性変化や、経時的な弾性変化が極めて少ない安定した材料です。他社製シリコーン品と比べてやわらかいのが特徴です。
隙間に細菌等が入り込まないように、シリコーンの表面構造の凹凸を解消。汚れが付着しづらく、除去も簡単になりました。
製造工程を見直し、レジンとシリコーンの特殊表面処理を行うことで接着強度が、大幅に向上しました。
生体の組織液による影響や経年変化が極めて少なく安定した「生体シリコーン」を使用しています。
使用している生体シリコーンは、脳神経外科・心臓外科など幅広い医療分野で活用されているものです。