1.試適が必要な場合はどのような流れになりますか?
IOSデータからのノンクラスプデンチャーは一発完成での製作を承っていますが、バイトが不安定なケースや審美的に確認が必要な前歯のケースでは、試適を挟んでの製作進行が可能です。その場合、通法の試適を行う流れとなります。
また、コネクトS・Mは初回工程(咬合床又は排列試適)をデータ発注で承ることができます。その後は、通常通りの郵送でのやり取りとなります。
※スキャンデータからの咬合床のステップをご希望の際は、咬合床▶排列試適▶完成▶コンフォート加工という流れになります。
※製造パートナーでコネクトを製作の場合は、石膏模型での製作となります。
2.石膏模型をスキャンして発注は可能でしょうか?
可能です。通法通りシリコーン印象材等で採得された印象をもとに石膏模型を製作ください。その後、貴院にて石膏模型をスキャン、データ化したものを弊社までお送りください。
バイトスキャン時に咬合床を装着して行う場合や対合が義歯の場合は、ワックスや義歯床部分にスキャンパウダーを塗布してからスキャンください。
丸の部分までしっかりと気泡なく印象採得してください。
~石膏模型のスキャン時のポイント~
ラボスキャナーで模型等をスキャンする場合は、鉤歯のアンダーカット部や義歯床予定部のアンダーカット等はスキャンしにくいことがあります。
そのため、ラボスキャナーの台座に石膏模型を設置・固定する際、均一にスキャンが可能な角度をお試しください。
ソケットおよびソケットプラスは樹脂アームを付与する設計のため、鉤歯下の粘膜部までもれなくスキャンをお願いします。
3.対合が義歯の場合は、どのようにスキャンをしたらよいでしょうか?
【対合が総義歯の場合】
※義歯歯列・補綴物にはスキャンパウダ―をご使用下さい。
- ①補綴側の歯列をスキャン
- ②対合の総義歯を外し口腔外で歯列をスキャン
- ③総義歯を口腔内へ装着し、噛んだ状態でバイトをスキャン
【対合に部分床義歯がある場合】
- ①対合の部分床義歯を装着して、上下歯列スキャン
- ②対合の部分床義歯を装着した状態でバイトスキャン
4.データでの事前症例診断はどのような流れになりますか?
【診断対象】
ソケット・ソケットプラス・コネクトS・M、その他データからのご発注が可能なパーシャルデンチャー予定の症例
【診断必要物】上下全顎データ、バイトデータ、診断依頼指示フォームへのご入力
【流 れ】
- ▼1.上下の全顎光学印象を採得し、バイトをスキャンしてください。
- ▼2. 1のデータをご確認下さい。
※特に鉤歯や鉤歯下の粘膜面(樹脂アーム部)までしっかりスキャンされているかご確認ください。
- ▼3.事前症例診断フォームへの技工指示のご入力。1のSTLデータをアップロード又はクラウド受け渡しを選択し、診断データのご指示をお願いします。
※クラウド受け渡し可能機種(iTero、Shining 3D、Medit、Primescan※DSコア限定、神楽、WEスキャン、DEXIS)の場合:専用WEB指示フォーム内に必ずデータのorderIDをご記入下さい。
- ▼4.当社側で内容確認後、診断内容をメールにて送信して納品完了。(納期中4営業日~)
【ご注意点】
- ・事前診断完了後は、事前診断時に使用したスキャンデータを弊社で保管いたしません。
- ・事前診断後にスキャンデータを活用しパーシャルデンチャーをご発注いただく場合は、ご発注フォームまたはクラウドを通じ改めてスキャンデータをお送り下さい。
5.抜歯即時義歯を依頼したい場合はどのような流れになりますか?
【製作の流れ】
抜歯前のスキャンデータをもとに、弊社側で抜歯予定データを削除し製作します。

【発注の流れ】
- ▼1.抜歯を行う前に口腔内スキャナーで上下の光学印象(全顎)とバイトを採得する
- ▼2. 1のデータにスキャンの抜け・欠けがないか確認する(上顎の場合は口蓋もスキャン)
- ▼3.【3Dデータ】技工指示フォームに必要事項を記入し送信する。この時、抜歯予定の歯牙を入力する。
- ▼4.当社側で内容確認後、技工作業を進行し納品(アクリル系弾性クリアレジン納期:中8営業日~)
※即時義歯材料(アクリル系弾性クリアレジン)は長期使用を前提とした樹脂ではないため、最終治療の前処置としてご活用ください。
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